『禅風亭なゝ番』 ~ 今日のランチ!伊豆・修禅寺 ~

旅先のため、初訪での紹介記事です。
訪問日から1ヶ月経過してからの紹介はいかがなものか、と思いますが、簡単に再訪できるお店ではないので、敢て掲載しました。

お店情報

禅風亭なゝ番
料理
そば・うどん
地域
伊豆・修禅寺
店名
禅風亭なゝ番
所在地
静岡県伊豆市修善寺761-1-3
喫煙
不可(店外に喫煙場所あり)
無料・割引サービスなど
生わさびお持ち帰り可(ビニール袋有り)
紹介訪問日
2018/07/20
天気
快晴
客入り
満席!
衛生
きれい

お店の概要

『禅風亭なゝ番』は静岡県伊豆半島の修禅寺にあるお蕎麦屋さんです。国道18号線の北又川側にあります。修善寺駅からはバスで修善寺温泉駅(バス停だけど駅?)から徒歩で5分程。

『禅風亭なゝ番』の近隣は、修善寺温泉観光地の食事処がひしめいたエリアとなっています。と、言うか、徒歩5分程度のこの狭い周辺に修禅寺の飲食店は集中しています。直ぐ近くに『独鈷そば』もありますしね。

外観は古民家風のとんがり屋根の建物で、入口の脇にある鹿威しが風情を醸し出しています。表で奏でられるBGMも、都内では正月にしか聞けない琴の音色。まさに、江戸時代の峠の蕎麦屋です。

そんな『禅風亭なゝ番』に初訪したのは、11時半も過ぎた頃。この日の修禅寺は快晴で、チャリで訪れた私は汗だく。修善寺駅からは1km程度なんですが、見知らぬ土地で道も悪くて苦戦しました。

お店の修禅寺側の隣は10台弱分の駐車場で、喫煙スペースも用意されています。私は駐車場端のポール看板の柱にチャリをアースロックし、喫煙所で一服。気温は34度に達したようですね。汗ダクダクです。

ネットでは行列ができる、とありましたが、平日で12時前の訪問だったため、あっさり席を確保できました。すでに小上がりでは10人程が宴会状態。でも、その後、立て続けにお客が入って直ぐに満席になってしまいました。ギリギリだったようですね。12時以降は平日でも即入店は厳しいかもしれません。

店内・サービス

『禅風亭なゝ番』は外観に違わず、店内も古びた古民家風。落ち着いた雰囲気で居心地もいいお店ですね。

入口の右手に4人掛けのテーブル席があり、左手がレジでその先に厨房があります。正面は小径になっていて、左右が掘りごたつの小上がり。奥は川に面した小上がりです。

汗だくの禿げ親父の私は入口から向かって左の掘りごたつの小上がりに案内されました。反対側の小上がりは宴会中です。この小上がりのテーブルは囲炉裏になっていて、冬場はアマゴを炙ったりできるのかな、と想像が膨らみます。

店員さんは女性ばかりで、物腰が柔らかくて丁寧です。修禅寺だけあって衣装は作務衣ですね。そば茶でもてなされます。

汗でビショビショでシャツを脱ぎ、親父臭い白のTシャツ姿になったおっさんにも親切です。しかも、タオルで汗を拭き々。ちょっと近づきたくないですよね。

昨今は小綺麗な企業チェーンに押され気味な飲食店ですが、こういった日本ならではの風情のあるお店が、都内でも増えてくれると嬉しいですね。

料理の感想

『禅風亭なゝ番』の一番人気の"禅寺そば"を注文しました。下見ではなく初訪でのブログ紹介ですから、最初からお店の一番人気メニューを選択です。他の観光客の皆さんも、ほぼ"禅寺そば"を注文していましたね。

ちなみに、"ぜんでらそば"と読みます。無知な貧乏リーマンは"ぜんじそば"と、注文してしまいました。いい歳して恥ずかしいですね。

さて、修禅寺は綺麗な水が豊富でお蕎麦が美味しいことで有名ですが、確かに満足のいくお味でした。"禅寺そば"は徳利を模した三段の容器や葉付きのままの生わさびなど、視覚的にも印象的な料理となっていますね。

"禅寺そば"にはいろいろな薬味があって、それこそいろいろな食べ方を愉しめる蕎麦です。最初はネギとわさびだけでせいろで食べて、次に大根おろしを絡めて、さらにミョウガとゴマを加えて...、なんて。その間に山菜は口直しで食べますが、最後はつゆに蕎麦と残った山菜を入れて山菜蕎麦で愉しむのもいいですね。

そういった食べ方も考慮してか、わさびを活かすためか、つゆの味加減は控えめのあっさり。江戸蕎麦の甘辛さはありません。つゆが自己主張しないため、薬味の風味が蕎麦の味を千差万別に変化させます。

また、徳利の最下段のとろろ蕎麦は、とろろの味が濃厚で絶品でした。とろろ蕎麦ととろろ麦飯のセットなんかあるといいですね。もちろん、どちらも生わさびタップリで頂きたいです。

観光地は観光料金的な価格設定をする飲食店も多いですが、この"禅寺そば"は都内で提供されればもっと高額でしょう。何と言っても、企業系チェーンでもそれなりの調度をあしらえたお店では、せいろに一品付ければこのお値段を超えることもあります。『禅風亭なゝ番』のお蕎麦は質が良くてお安いですね。

今日のメニュー

禅寺そば
メニュー名
禅寺そば
お値段
1260円(生わさびお持ち帰り)
お気に入り度
★★★★☆ 良い!
満足度
★★★★☆ 良い!
ボリューム
★★★☆☆ 普通
味付け
★★☆☆☆ 控えめ
売り
瓢箪や葉型わさびで見栄えも良し!
アッサリながらしっかりした味を支えるのはわさび!!
濃厚なとろろが旨味な最高のとろろ蕎麦!!!

食事の構成

つゆ
瓢箪上段

つゆはあっさりとした味加減で、その分出汁の風味が感じられます。江戸蕎麦の"甘辛さ"と比べて味の強さは控えめですね。冷やしのぶっかけのつゆと同じ味加減です。

せいろで食べるには味の強さが蕎麦に負けそうですが、多彩な薬味の風味を活かすには最適です。私は生わさびをお土産にしてしまいましたが、卸したての生わさびで、"わさび蕎麦"にすれば絶妙な旨さになりそうですね。

次回の訪問時は、生わさびのお土産は諦めて、わさび蕎麦にします。

そば
せいろ

平打ちの麺で、太過ぎない位の蕎麦です。見た目は更科ではなく藪のような濃いめの色ですね。

私レベルでは蕎麦の仕立ては判別できませんが、十割か外二八のつなぎなしかギリギリな食感です。ボソボソではありませんがかための歯触りで、だからと言ってブツブツ切れることもありません。つゆに浸すと滑らかでツルツルと食べられます。

上等な蕎麦の宿命か、時間が経つごとに乾燥してかたまってきますので、せいろで食べる際には手早さが必要です。まぁ、半分くらいで山菜蕎麦にしてしまえば急かさなくてもいいですがね。

山菜
瓢箪中段

味付けは控えめの山菜です。

そのままやつゆに浸けて箸休めにしてもいいし、蕎麦と一緒に蕎麦猪口に入れて山菜蕎麦として食べてもいいでしょう。私は半分を箸休めに、残りを山菜蕎麦にしました。

薬味三種
ネギ・ミョウガ・大根おろし

蕎麦猪口の蓋に盛られているのは三種の薬味。

特にミョウガはあっさりめのつゆの中で風味が際立ちます。個人的な好みかもしれませんが、私は一口毎に薬味を変えていただきました。それぞれの薬味の風味が蕎麦を引き立てます。

薬味
ゴマ

蕎麦の薬味にゴマは珍しいですね。ゴマ好きな私には嬉しい限り。

すり鉢で摩り卸して使います。摩りたては風味がいいですね。50も近いおっさんですが、若返りそうです。

薬味
葉付き生わさび

わさびの産地ならではの葉付きの生わさびが添えられています。都内のスーパーで購入すれば1,000円近くもする高価な品です。贅沢ですね。

ミニおろし金も添えてあるので、蕎麦とともに新鮮なわさびの風味を愉しむことができます。別に葉型の練わさびも用意されているので、この生わさびはお土産として持ち帰ることもできます。ちゃんと、持ち帰り用のビニール袋も添えてあるし。

持ち帰る際には、店員さんがさらに緑のビニール袋を渡してくれます。わさびは根菜と同様で、乾燥しないように濡らしたペーパータオル等で包んで、室温で保管できるようです。おおよそ1週間位で、一部が残ったら冷蔵保管です。

茎や葉は傷んでしまうので、茎は後で紹介するお浸しにしましょう。

薬味
葉型練わさび

わさびとは別に練わさびも用意されています。葉の形を模していて、見栄えもいいですね。お菓子と間違えてそのまま食べてしまいそうです。

卸したてのフレッシュ感はありませんが、蕎麦やとろろの風味を掻き立てます。

とろろ蕎麦
瓢箪下段

瓢箪の最下段はとろろ蕎麦となっています。お蕎麦はせいろと同じで、つゆも同様。その上にたっぷりのとろろがのっており、ウズラの生の黄身が中央に盛られ、青のりが飾られています。

ウズラの生卵が苦手な方も、注文時にお店の方が確認しますので、断れば安心です。

驚いたのはとろろ自体の味の濃さですね。出汁で割っているようには感じませんでしたが、力強いとろろの旨味が味わえるお蕎麦です。

おまけ
わさびの茎の三杯酢

サービスで出してくれた逸品です。茹でた茎の三杯酢のお浸しです。

茎はわさびの根のように辛みはありませんが、清涼な風味があります。あっさりとしたお味で、酒の肴にも、ご飯のお供にも、香の物や小鉢にも使えますね。茎を茹でて水気を絞って三杯酢に浸すだけで、こんなにおいしくなるのは驚きです。

東京のスーパーで売っている生わさびに茎はついていませんからね。これもわさびの産地ならではの味わいです。

「食べログ」

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